バプテスマのこがね

こんにちは。このブログを読みに来てくれてありがとうございます。私は、イエス=キリストを信じるクリスチャンです。私は、憧れの人イエスのように、優しく生きたいと強く願っています。そんな私が日々思ったこと、感じたことを書いています。

イエスってどんな人?①40日40夜を越えて(2)

次に,悪魔はイエスを聖なる都に連れて行き,神殿の屋根の端に立たせて,言った。

「神の子なら,飛び降りたらどうだ。

 『神があなたのために天使たちに命じると,

  あなたの足が石に打ち当たることのないように,

  天使たちは手であなたを支える』

と書いてある。」イエスは,「『あなたの神である主を試してはならない』とも書いてある」と言われた。

 今回は,こちらの記事の続きです。

evahikaru.hatenablog.com

 

 さて,一度目の挑戦ではサタン(悪魔)はイエスに負けましたが,彼は諦めません。彼(なのか?)はイエスを神殿の屋根の上に立たせるという,なかなかエキセントリックな真似をしやがります。そして,今度はイエスと同じように,聖書に書かれた言葉を使って誘惑します。

「ここから飛び降りてみろ!神は天使を遣わして,お前が落ちないように支えるはずだからな!」

 この「神があなたのために天使たちに命じると」という言葉は,旧約聖書詩編という書物に書かれている言葉です。

 

『主はあなたのために,御使いに命じて,

あなたの道のどこにおいても守らせてくださる。

彼らはあなたをその手に乗せて運び

足が石に当たらないように支える。』(詩編91.11₋12)

 

 ここで言う「主」とは,神様のことを指します。聖書の中では,神様のお名前を直接口に出すのは恐れ多いということで,「主」という表現が非常に多く見られます。「主の祈り」の主も神様のことだし,讃美歌の中にも良く出てくるので覚えておくと良いでしょう。また,御使いとは天使のことです。

 それに対して,イエスはまたしても聖書の言葉を使って反論します。『あなたの神である主を試してはならない』とは,申命記という書物に収められています。

 

『あなたたちがマサにいたときにしたように,あなたたちの神,主を試してはならない。

 あなたたちの神,主が命じられた戒めと定めをよく守り,主の目にかなう正しいことを行いなさい。』(申命記6:16₋17)

 突然ですが,皆さんは神社にお参りに行ったときに何をお願いしますか?ある人は,「宝くじが当たりますように」,またある人は「競馬が当たりますように」,またある人は,「美人の女性と結婚できますように」とお願いするかもしれません(笑)何をお願いするかは人それぞれではありますが,しかし,これらの願いは,人から神様にお願いしているものです。「お賽銭をあげるから,どうか私の願いを叶えてください」と言っているわけですよね。しかし,聖書の神は人間の都合で神を動かすことを激しく嫌います。なぜなら,あくまでも主権は神様の手にあるからです。神様は,『初めに,神は天地を創造された』(創世記1:1)方であり,人間が初めにあったわけではないのです。よって,人間が神を動かそうとして「神である主を試してはならない」のです(この神と人間の関係については,また別の記事でも詳しく書こうと思います)。イエスはそのことを良くご存知でしたから,サタンの誘惑をきっぱりと断り,勝利することが出来ました。これで『イエスvsサタン』のドリームマッチ(?)は,イエスの2連勝となりました。パチパチパチ👏

 

 最後に短くお祈り(神様とお話)します。

 天にいらっしゃる私たちのお父様。今日もこうして私のブログに読者の方を導いてくださりありがとうございます。今日は御子なるイエス様がサタンと対決して勝利したことをお話させていただきました。神様,あなたは世世とこしえに天地の主権者であられることを信じます。どうか私たちがあなたを試すのではなく,あなたのことを覚えて,あなたのお眼鏡に適う正しいことを行うことが出来ますように。このブログに関わってくださっている方の上に,豊かな祝福をお注ぎください。

 このお祈りをイエス様のお名前によってお祈りします。アーメン!