バプテスマのこがね

こんにちは。このブログを読みに来てくれてありがとうございます。私は、イエス=キリストを信じるクリスチャンです。私は、憧れの人イエスのように、優しく生きたいと強く願っています。そんな私が日々思ったこと、感じたことを書いています。

『トムとジェリー』に見る隣人愛

 今日は,【隣人愛】について,身近な例を使って,お話しします。

  →隣人愛について知りたい方はこちらから!

evahikaru.hatenablog.com

 

 突然ですが,私は『トムとジェリー』が大好きです。最近は週2~3回のペースで,YouTubeで見ています(笑) 実は,「ムービーコン‐アニメ」さんというチャンネルで,「トムとジェリー」を100話近く(!)見ることが出来るのです。今日は,先日見たお話で,面白くて,かつ深いなと思った話を紹介します。

 

 「おかしなアヒルの子」(原題:Just Ducky,1953年公開)

 

(以下ネタバレ注意です!)

 

 

 

 

 

 

 

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ある日,お母さんアヒルの巣で,アヒルの子供たちが卵から孵ります。次々と出てくる中で,一匹だけ卵から出るのが遅れたアヒルの子がいました(黄色かったので,ここからはキイロちゃんと呼びます(笑))。彼は必死になってお母さんアヒルと兄弟たちの行列を追いかけますが,川に入ってみると他の子たちとは違って泳げませんでした。お母さんはそれに気づかず,彼は一人川辺に取り残されてしまいます。そこへ,ネズミのジェリーがやってきました。キイロちゃんはジェリーに事情を説明し,ジェリーは親切に泳ぎ方を教えてくれましたが,水を怖がるばかりでうまく泳げません。ジェリーは呆れて,家から浮き輪を持ってこようとします。彼は「誰も僕を愛してくれない。一生懸命頑張っても泳げるようにならない😢」と悲しみます。キイロちゃんは,運悪く猫のトムに見つかって,食べられそうになります。叫び声を聞いて,ジェリーはキイロちゃんをトムから助けてあげます。ここから,いつものように追いかけっこが始まります。キイロちゃんを食べたいトムVSキイロちゃんとキイロちゃんを助けたいジェリーの戦いです。なんやかんやあって,最終的にはジェリー軍が勝ち,キイロちゃんは助かります。トムが川に落ちたからです。しかーし!トムは溺れてしまいました。そう,猫のトムも泳げなかったのです。その場には泳げるジェリーはいませんでした(トムの罠にかかって大きな瓶の中に閉じ込められていた)。トムは「助けて!」と叫びますが,「僕泳げないもん」とその場から立ち去ろうとします。しかし,トムが水の中に沈んでいくのを見ると,いてもたってもいられなくなったキイロちゃんは川に飛び込み,ガムシャラに泳いで,ジェリーと二匹でトムを助けてあげます。最後にはキイロちゃんはお母さんアヒルと兄弟の列に加わり,トム&ジェリーの二匹と別れを告げます。そこには,他のアヒルとは違う泳ぎ方の,クロールや背泳ぎで川を泳ぐ「おかしなアヒルの子」がいました。

 

(ネタバレおしまい)

 

 

…色々ツッコミどころはありましたが(キイロちゃんが生まれたばかりなのに,なぜ「愛」という難しいことを知っているのか,とかね!),やっぱりキイロちゃんが可愛い!キイロちゃんは優しくて,いい子!ジェリーも優しいし,可愛い!トムも悪役だけど,ドジでどこか憎めないところがいいですね~。つまり,この話が大好きです(笑)

 

さて,繰り返しになりますが,キイロちゃんはとてもいい子です。なぜなら,隣人(厳密には隣猫(笑))を愛することができるからです。イエス・キリストという人は,次のように言いました。

 

「あなたがたに新しい掟(おきて)を与える。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように,あなたがたも互いに愛し合いなさい。」(ヨハネによる福音書13章34節)

 

キイロちゃんも,この掟を守ることができました。キイロちゃんの凄いところは,泳げなかったのに勇気を出してトムを助けてあげたことです。しかも,自分を食べようとしたトムを,です!キイロちゃんは普通のアヒルとは違っていました。それは,生まれつき泳ぐ能力を持っていなかったことです。でも,そのおかげでキイロちゃんは大切なことを学びました。それは,水の怖さと,溺れる苦しみを味わったことです。恐らく,生まれつき泳げる多くのアヒルは,この二つのことを知らないのでしょう。知っているのが幸せとか,知らないのが不幸だと言いたいわけではありません。でも,キイロちゃんが生まれつき泳げるアヒルだったら,溺れるトムを助けてあげることは特別なことにはなりません。いや,食べられるリスクがあるのだから,むしろ助けないのかもしれません。しかし,キイロちゃんは泳げないアヒルの子でした。だから,このキイロちゃんの取った行動が素晴らしいのです。キイロちゃんは「溺れる&トムに食べられる」という二つの命のリスクを冒してまで,トムを助けてあげたのですから!トムを見殺しにすることも出来たはずです。でも,心優しいキイロちゃんはそれをしませんでした。それは,溺れる苦しみを自分も味わっているから,同じ思いを(例え相手が敵だとしても)してほしくなかったのでしょう。もし僕がアヒル警察署長だったら,キイロちゃんに「人命救助」のことで表彰してあげたいくらいです。そうしたら,きっとニュースでも取り上げられるよ。偉いぞ,キイロちゃん!

 

最後に一つ,聖句を載せます。

「友のために自分の命を捨てること,これ以上に大きな愛は無い。」(ヨハネによる福音書15章13節)

 アーメン,ハレルヤ!

「おかしなアヒルの子」の動画はこちらから!

https://www.youtube.com/watch?v=h-Svn7Gwplc