バプテスマのこがね

こんにちは。このブログを読みに来てくれてありがとうございます。私は、イエス=キリストを信じるクリスチャンです。私は、憧れの人イエスのように、優しく生きたいと強く願っています。そんな私が日々思ったこと、感じたことを書いています。

「聖書の神は,共にいる神」私の好きな御言葉② ~創世記より~

 見よ,私はあなたと共にいる。

 あなたがどこへ行っても,わたしはあなたを守り,必ずこの土地に連れ帰る。

 わたしはあなたに約束したことを果たすまで決して見捨てない。

(創世記28章15節)

 

 これは,ヤコブという人物の夢の中で神様が彼に語り掛けた言葉です。ヤコブとは誰でしょう?おそらくこのブログでは初登場の人物ですね。彼は,アブラハム[1]の孫,イサクの次男です。彼は貪欲で,目的のためなら手段を選ばない男でした。彼にはエサウという兄がいたのですが,なんと父のイサクを騙して,エサウが受けるはずだった祝福を騙し取ってしまいます(!)当然,父イサクと長男エサウの面目は丸つぶれです。エサウヤコブを激しく憎むようになり,ヤコブは命を狙われるようになります。そのことを知ったヤコブは,家を出て逃亡の旅に出ます。その途中,石を枕にして野宿しているときに,ヤコブが見た夢の中に神様が現れたのでした。

 夢の中で,神様はヤコブに語り掛けます。「私は,君のおじいちゃんのアブラハム,親父のイサクの神です。あなたが今横たわっている土地を,君と君の子孫にあげます。ついでに,君の子孫も増やしちゃいます!君の子孫は世界中に広がって,地上の全ての民族のために生きることになります。これらの業を行うために,私は君といつも共にいます。私があなたを守り,この土地に連れ戻します。私の約束が果たされるまで,絶対に君を見捨てません。」

 このような夢を見て,ヤコブは目を覚まします。その後,色々あって,彼は神様から「イスラエル」という名前を与えられます。意味は,「神と争う」ということなのですが,命名された経緯も面白いので,また別の記事で紹介します(興味がある方は調べてみてください)。兄のエサウとも和解し,彼の子孫は「イスラエル人」と呼ばれることになります。イスラエル人はヘブライ人,またはユダヤ人とも呼ばれますよね。そして,彼の子孫から偉大なダビデ王,ソロモン王や,イエス=キリストが出てくることになりますが,それはまた別の話ですね。

カタカナネームが多く出てきて,混乱してきたと思うので,系図を乗っけますね。

 

神様(天地をお創りになった方)

 

アブラハム(信仰の父)―――イサク――――エサウ(長子)

                                              |

                                              |―― ヤコブ(次子,別名イスラエル)―――

 

―――(以下何代か続く)―――ダビデ王――ソロモン王―――(以下何代か王が続く)

 

―――エス=キリストキリスト教の開祖,神の子)

 

 

 

 

 

[1] 「信仰の父」と呼ばれ,尊敬される人物。神に息子のイサクを生け贄として捧げようとし,その篤い信仰が認められたことで,その子孫を星の数,海の砂ほどに増やすと約束された。ユダヤ教キリスト教イスラームの3つは総称して「アブラハムの宗教」とも呼ばれる。