こんにちは。イエス=キリストを信じるクリスチャンのヒカルです。
今回は、聖書の中でも最も有名な教えの1つである『黄金律』(ゴールデンルール) について、私の実体験を交えて話そうと思います。
『「だから、人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい。これこそ律法と預言者である。」』
マタイによる福音書 7:12 新共同訳
日本では、どちらかと言えば『自分がされて嫌なことは、人にはしないようにしなさい』という教え方をされることが多いと思います。例えば学校で虐めをした生徒に、「自分がされたらどう思う?嫌でしょう?」と教師が諭すのは良くある話ですよね。
しかし、キリストは、「人にしない」という消極的な善ではなく、逆に「人にしてあげなさい」という積極的な善を薦めています。受け身ではなく、まず自分から行動するように教えているのですね。
これについて、私の実体験があります。結論から先に言うと、相手の話を否定することが多かった自分が、今では相手の話を極力肯定するように心掛けるようになりました。
まず、私は友達が少ない方です。その理由はいくつかあると思いますが、それは「自分と気が合う人とだけ付き合ってきた」というのが1つだと思います。
自分と意見の合わない人と話す時は、ほとんどの場合否定してしまっていました。特に、自分が嫌いなものに関してはそうでした。
例えば、私はギャンブルが嫌いなのですが、友達に競馬が好きな奴がいました。その子に対して、競馬を全否定するような言葉を言ってしまいました。しかし、よく考えてみれば競馬にも良いところはあると思います。ギャンブルの社会に及ぼす影響はともかくとして、競走馬の成長や馬とジョッキー(騎手)との絆は、見ている者の心を打つものがあります。例えば、「サイレントスズカ」という馬が武豊騎手が落馬しないように、守った結果自分が骨折して、命を落としてしまったという話には感動しました。
↑(「武豊、サイレンススズカの死に「泣きながら酒を飲み、人生初の泥酔をした」 知られざる“天才騎手”の素顔とは?」『Number web』より) 武豊騎手は、悲しみのあまり人生で初めて泥酔をしたそうです。記事のリンクhttps://number.bunshun.jp/articles/-/848718?page=1
ですから、私は競馬が好きな友達にはこう言ってあげるのが良かったかもしれないと思うのです。『競馬は、ギャンブルだから好きじゃないけど、でも馬と人間のストーリーは感動するよね』
彼が具体的に競馬のどんな所が好きなのかまでは聞かなかったのですが、でも全否定するよりはマシだったと思います。
このことだけが原因ではなく、彼とは色々意見が合わなくて、結局喧嘩別れしてしまいました。
しかし、今では、この教訓を活かして、相手の話を全否定するのではなく部分的に共感できるところを見つけて、共感するように心掛けています。
こういうコミュニケーションのテクニックを、「アサーション」と言うのですが、これこそ『私のして欲しいこと』だからです。
そのお陰で、今は相手から否定されることも、
減った気がします。
相手というのは自分を映す「鏡」であると私の高校の恩師が教えてくれました。自分の行いは必ず自分に返ってくると。
その教えを、今になって毎日ひしひしと感じるようになりました。
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