(この記事は、2022年5月6日に更新しました。)
こんにちは。今日も私のブログを読んでくださり、ありがとうございます。
皆様は、「祈り」と聞くと、どのようなものをイメージしますか?
多くのクリスチャンが、祈りと聞いてイメージするのは、『主の祈り』だと思います(カトリックやプロテスタントなどの宗派に関係なく)。
『天にまします我らの父よ
願わくは御名(みな)を崇(あが)めさせたまえ
御国(みくに)を来たらせたまえ
御心(みこころ)の天になるごとく
地にもなさせたまえ
我らの日用の糧(にちようのかて)を今日も与えたまえ
我らに罪を犯す者を我らがゆるすごとく
我らの罪をもゆるしたまえ
我らを試みに遭わせず悪より救い出(すくいいだ)したまえ
国と力と栄えとは限りなく汝(なんじ)のものなればなり
アーメン』
これが、「主の祈り」です。
主の祈りは、聖書に由来する祈りで、イエスキリストが教えた唯一の祈りと言われています(詳細は後述します)。
ところで、大ヒット映画、『スター・ウォーズ』には、「フォースと共にあらんことを」(英: May the force be with you!)という超有名な台詞が
何回も登場します。
ですが、その元ネタが、「神と共にあらんことを」(英:May the god be with you!)であることは、あまり知られていません。
「フォースと共にあらんことを」も、
「神の御加護のあらんことを」も、祈る対象こそ異なりますが、共に祈りであることには変わり無いと思います。
祈りの定義は、非常に難しいのですが、
Wikipediaによりますと、「祈り(いのり)とは、宗教によって意味が異なるが 世界の安寧や、他者への想いを願い込めること。利他の精神。 自分の中の神と繋がること。 神など神格化されたものに対して、何かの実現を願うこと。」とあります。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%88%E3%82%8A
Wikipedia『祈り』
フォースが神であるかどうかは微妙なラインですが、神格化された存在と考えれば、「フォースと共にあらんことを」も祈りの定義に合致します。
また、そういった意味では、仏教の
「南無阿弥陀仏」や「南無妙法蓮華経」も、祈りと言えるでしょう。
仏様(お釈迦様や阿弥陀如来)も神格化された存在ですから、その方に「何かの実現を願う」
念仏や題目も、祈りと言って差し支えなさそうです。
では、聖書において、
イエス=キリスト(ナザレのイエス)は祈りについてどのように教えているのでしょう。
(マタイによる福音書6章9‐13節より)
イエス=キリストは、祈りについて、このように教えられました。
どうですか?上の『主の祈り』と見比べてみてください。
そっくりだということが分かると思います。
微妙に言葉遣いが異なるのは、訳の違いによるものです。
「主の祈り」は文語訳、上の聖書個所は新共同訳という訳なのですが、個人的には、祈る時は文語訳がオススメです。
つまり、「天にまします我らの父よ~」という祈りです。
そして, イエス=キリストによると、「あなたがたが祈るときは、異邦人※のように、くどくどと述べてはならない。異邦人は、言葉数が多ければ、聞き入れられると思い込んでいる。あなたがたの父は、願う前から、あなたがたに必要なものをご存知なのだ。」(マタイ6:7-8)
そうです。
だから、上の『主の祈り』を教えられたのです。
くどくどと長ったらしく祈る必要は無い。
天の父なる神様は、全てをご存知なのだから
(=全知全能である)、とイエスは教えられました。
イエスという方は、天の父に全てをお委ねする、信仰及び「祈り」のあり方を教えられました。
そして、この『主の祈り』は、恐らく世界で1番有名な祈りだと思います。
キリスト教や聖書にご関心がない方でも、(教養として)主の祈りくらいは覚えていただきたい、というのが私の願いです。
今回のブログは以上です。ここまで読んでくださり、ありがとうございました
m(_ _)m
読者の方に、「神様が共にあられる」ことを、お祈り申し上げます。