皆様お久しぶりです。ブログ更新の間隔がかなり空いてしまいました。今年は筆者(書いている人)がかなり忙しかったので、なかなか更新できなかったのですが、最後の最後に、少しだけ記事を書きます。今回は、いわゆる「神義論」というものです。これは、「全知全能の神が創られた世界に、悪が存在するのか」という昔からある問いのことです。これについて、私なりに考えてみました。今回は「悪」では抽象的なので、もう少し具体的に悪を行うのが大好き(!?)と考えられる、サタンについて考察します。全能者なる神と、その創造された世界にサタンがどうして存在しているのか、ということを、私なりに考察してみました。良ければぜひ読んで行ってください(^ ^)
①神は最初にサタンを善きものとして創造された。
サタンは堕天使と言われるように、元は天使であったものが悪を行うようになったもの。
天使は善きものであるため、始めから悪を行う物として創造された訳ではない。
サタンに限らず、この世の全ての被造物と人間は善いものとして造られたとも考察できる。神は「絶対善」故神から悪が発生する訳では無い。
②天使は、自由意志を持つものとして創造された。
人間と同じように、天使も神の言うことをなんでも聞く操り人形ではなく、自由意志を持った存在として創造された。天使には自分の意思で善いことも悪いことも行える自由があった。
③(のちにサタンとなる)天使は、神に等しいものとなりたいと考えて、反逆を起こした。
サタンの反逆については様々な解釈があるが、ここでは私がクリスチャンの先輩に教えてもらった説を採る。
ヨハネの黙示録8章12節によると、星という星の3分の1が地上に投げ落とされた。この星とは悪魔の頭であるサタンとその部下のことを示している。
つまり、(天国にいた)天使の中の3分の1が神に反逆したが、鎮圧されて地上に追放されたということになる。
④サタンも神と同じように、自らが幸福になりたいと考えている。
そのための方法が、神や人間の幸福意志とぶつかって、その歪みとして「悪」が生じる。
サタンはある時には人間を悪の道へと走らせて地獄へ引きずり込み、ある時には為政者を唆して戦争を引き起こして多くの人を死なせたり苦しめたりする。人間にとっては迷惑極まりない存在だが、それを行うのはサタンの行動原理が「神の計画の妨害」であり、そうすることで幸福になれると、サタンが考えているからだ。
⑤しかし、(ここからが1番重要です‼️)神は悪を善に変えることが出来るお方である。
キリスト教で言えば、例えば「殉教者の血は教会の種（キリスト教徒の血は種子であるとも言う）」という言葉がそれに当たる。
この言葉は次のような意味である。
『キリスト教が公認される以前のローマ帝国では、キリスト教に対する弾圧が行われていたが、弾圧が激しくなればなるほど教会の結束が強くなり、むしろ信者の数は増えていった。』
或いは、御子イエスの十字架も、悪を善となす畏るべき御業の極致と言えるだろう。
なぜなら，救世主が十字架刑という最も苦痛と恥辱に満ちた方法で処刑されたこと（悪）が，イエスの復活によって全人類に対して，救いの道が開かれる（＝天国の鍵が開く，神への回心と永遠の命という新たな視点を人類が獲得した）ということ（善）に変えられたからだ。
つまり，私が言いたいのは，「悪魔の発展と神の発展は矛盾するが，だからと言って，神のお創りになった世界の中に積極的に悪を行う悪魔がいることは，矛盾していない。なぜなら，神は悪魔のなす「悪」すらも，自ら創造された世界の発展のために利用して「善いこと」に変えてしまうことができるからだ」ということである。
結論と致しましては、創造者なる神は、この世の「悪」をも「善」に変えることが出来るから、神にとってサタンは、敵でもなんでもないということなんです。そして、神様が、サタンの野望を簡単に打ち砕き、むしろ(良い意味で)利用すらしてしまうということ。それを信じることは、希望を生み出すと信じています。アーメン
最後に一言お祈りいたします。
天の父なる神様，このブログの恵みをありがとうございます。神様は全知全能なるお方ですから，あなたにとってはサタンなどただの塵のようなものだということを信じます。しかし，私たち人間は弱い者です。私たちにとってはサタンは強敵ですから，どうか私たちを誘惑に遭わせず，悪い者の手から救ってください。また，このブログを読んでくださった方の上に，豊かな祝福，恵みがありますように。このお祈りを，イエス様のお名前を通してお祈りいたします。アーメン！
